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呼吸が大事 [コラム]

トレーニングを行う時に重要な事として呼吸があります。
基本的には重さを上げる時に息を吐き、下ろす時に吸います。(背中のトレーニングでは逆にした方がいい種目もあります。)
では呼吸が大事といわれるのは何故でしょう?


トレーニングにおいて呼吸が重要だと言われるのは体幹をしっかりと固定するためです。
体幹の中でもお腹周りはどんな種目をするにも力を伝達する中心となります。
ここの力が抜けてぐにゃぐにゃしていたら重い負荷を持ち上げる事ができないので、しっかりと固定しないといけないのです。
お腹を意識して息を吐けば、腹筋や呼吸筋が収縮し、腹圧が高まり体幹が固定されます。

ただ、一定以上の重さになったり限界がくると息を吐いても上がらなくなり、大きく息を吸ってから、息を止めて力を発揮する方法があります。
これを「怒責」といいます。
これを行う事で腹圧がより高まり体幹がより安定し高重量でも上げやすくなります。

しかし、これはいい事とは言えないのです。
ジムなどに通っている方はこの様な光景を見たことあるかもしれませんが、怒責を行うと、顔が一気に赤くなり、血管が浮き出て大丈夫かな?って思ってしまう状態になります。
実は腹圧と血圧はイコール関係にあるのでその分血圧も上がっているのです。
スクワットなどを高重量で行う場合は一時的に収縮時の血圧が300以上になる事もあるんです。

競技としてウェイトリフティングをやっている人は、日頃からそのようなトレーニングを行うので、血圧の上昇に耐えられる血管ができています。
でもそれがいいかというとそうでもないのです。
高い圧力に対して血液を送り出さないといけないので、心臓にも負担はかかる。
すると心臓の壁も厚くなってくる。
若い内はいいのですが高年齢になってくると、冠状動脈が硬化して酸欠にもなりやすくなります。(心不全や心筋梗塞を起こしやすくなっているのです。)
そうならないためになるべく怒責はしないほうがいいでしょう。

競技を行う場合は短い時間での怒責は仕方ありませんが、一般的なトレーニングの場合は行わないほうがいいでしょう。

そしてトレーニングの順序としては体幹中でもお腹・腰のトレーニングを先にやってしまうと、体幹の固定がしにくくなり、効果的な力の発揮がしにくくなります。
ですので、基本的には最後に腹筋・腰周りのトレーニングを行うのがいいでしょう。

今度は
有酸素運動は20分以上やらないと本当に脂肪は燃えないのか?
についても載せたいと思います。ジムでもこれは聞かれることなのですが、皆さんはどう思いますか?


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